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「楽しくて、お客もお店も、もうかるリサイクル」と言われております早稲田方式ラッキ−チケット回収機の運用の根幹は、ラッキ−チケットの作り方と考え方にあります。この方式は、空き缶やペットボトルの回収機そのものよりも、商店街の各店が、どのようなチケットを出すかということに、そのおもしろさと
意味があります。単なるゴミ集めの機械でもなく、イベントの客寄せリサイクルでもありません。
まず第一に、商店街の各店が、自分のお店に、いかに新規のお客さんを引っ張ってくるかを考えて、ラッキ−チケットを作るということが重要となります。イベントへの「協賛」ではなく、自分の店の「販売促進」としてのラッキ−チケットです。「協賛」で一割引券を10枚協力するということで
はなく、「どんな客層」を、「いつ」、「何人」、具体的に自分の店に誘導するかを考えてラッキ−チケットを作ります。
「ウ−ロン茶1缶プレゼント」を月20本や、「コ−ヒ−缶1缶プレゼント」を月100本を出せば、このチケットに当たったお客さんのほぼ100%がお店にやって来ます。しかし問題は、このチケットを持ってきたお客さんが、お店にとって購買層のお客さんかどうかです。
たとえば、美容店。
「カット一割引」を月間20本出します。5000円の一割引ですから、500円で20本とすると一万円の経費がかかる、と考えがちです。しかし、美容院や理容店に関して、そうそう行くお店を変更するものではありませんから、20本出しても1人か2人来店するかどうかといったところです。一万円の経費はかかりません。
そこで「〇〇風カットをご希望のお客様、30%割引サ−ビス。水曜と木曜の午後2時〜4時のみ有効」とします。〇〇風カットということで、客層を限定します。お店の暇な時間帯に限定することで、たっぷりサ−ビスができます。これでリピ−タ−となり毎月の顧客となれば、30%は安いものです。
高齢者向けの衣料店では「50歳以上の方、もしくは50歳以上の方にプレゼントをご購入の場合に限定のチケットです」。
あるいは、店員教育も考えて、
「当店のパ−トの田中さんが推薦する〇〇〇の商品を、今週に限り20%割引いたします。ご来店の際に、田中さんに声をかけてください。詳しく商品説明いたします。他の割引があるかも・・」。この商品をパ−トの田中さんに選んでもらいます。同じく、店長お奨めの商品シリ−ズなどもあります。
ラッキ−チケットは、新規客導入の販売促進ですから、月30人(一日一人)のお客さんを呼びたかったら、特徴ある自慢の商品の割引券を、60枚出すとか、「協賛」ではない「販売促進」を全面に考えたチケットを出してください。もう一つ大事なことは、チケット内容を固定せず、いろいろな内容に次々と変化させてみるということです。1割引、2割引、プレゼント等々、商品や割引率や当たり本数など内容を変えてみて、どの形式の、どの商品の時のチケットが、一番お客さんを誘導できるか、毎月テストしてみてください。
薬局や化粧品店など、メ−カ−からのサンプルがあるところでは、次々といろいろなサンプルを、プレゼント券として活用できます。その他の業種でも、仕入先と相談して協力してもらうことができます。特に新発
売、新製品など。
商品の割引券やプレゼント券など物ばかりではなく、サ−ビスもラッキ−チケットになります。着付け教室や〇〇講座への招待券、顧客限定の特別展示会への招待券、配達サ−ビス券、カラオケ優先券、取り付け工事割引券、お料理のレシピ教えます券、特別メニュ−が注文できる券、ポイント倍増券、レジでジャンケンして勝ったらお買い物半額券、今様ならば、家電製品リサイクル費用無料券、などなど。
第2に、
いままで商店街の大売り出しに参加できなかった商店街の加盟店や、地域の企業も、ラッキ−チケットに参加できます。建築会社や石材店や運送会社や木工所、交番のおまわりさんやJRの駅長さんや銀行の支店長さんがラッキーチケットを出しています。
「生コン2,5立米プレゼント」
「墓石50Kプレゼント」
「交通安全シャープペンシル プレゼント」などなど。
歯科医院の「歯の無料相談券」。あーんと口を開けて診察するまでは、無料。虫歯を見つけたら、そこから患者!
この例に倣えば、税理士さんや設計事務所、デザイン事務所のラッキ−チケットも考えられます。植木屋さんの「苗木1本プレゼント」、パチンコ屋さんの「連続フィ−バ−券」、神社の「おみくじ」や「お守り」、新聞店の「1ヶ月無料券」、ガソリンスタンドの「レギュラ−3リットルプレゼント券」、映画館の「入場者にポップコ−ン1袋プレゼント」、ビッグなところでは旅行社の「ハワイ旅行」「香港旅行」「東京ディズニ−ランド招待券、往復交通費付き」の例もありました。
早稲田では、新宿コマ劇場の「吉幾三特別公演3割引券」、「群馬交響楽団東京公演ご招待券」など、映画、演劇、リサイタル、シンポジウムの招待券や割引券の例があります。(これらのチケットは、直接会場へ持って行くのではなく、商店街の指定店へ持って行って、そのお店で招待券や割引券と交換する手法をとっています。お店に足を運んでもらう手段でもあります。)
第3は、地域住民や地域団体の参加です。
地域の趣味のグル−プが「写真展ご招待券。来られた方に、コ−ヒ−とお茶菓子サ−ビスいたします」。絵画展や、ダンスやピアノの発表会なども考えられます。少年サッカ−大会の応援券「大人は缶ビ−ル、お子さんは缶ジュ−スプレゼント」。
これらのチケットは、商店街と地域の人々のパ−トナ−シップを推進します。(絵画展の方たちや、少年サッカ−の世話係のお母さんたちから感謝されて、商店街との結びつきが強くなります。)
夏祭りの「金魚すくい券」「綿菓子半額券」などを、1ヶ月前から発券しますと、イベントの宣伝と確実な集客になります。(七夕祭りの金魚すくい券は、20日間で1150枚発券して、たった2時間のイベントで、1000枚を超える来場者になった例もあります。)行政からも、「リサイクル工場見学券」や催し物の招待券が出ます。
「新宿区長の色紙プレゼント。但し、いらない人には、500円の商品券と交換」。これには、区役所から抗議がでましたが・・・。各種議員の色紙も次々とラッキ−チケットに出しましょうか?選挙違反?
大学サ−クルの発表会や展示会、スポ−ツ大会などの招待券や入場割引券をエコステ−ションから発券して、学生さんたちとのパ−トナ−シップを築くことも一つの方法です。
第4番目は、地域外からのチケットです。
商店街のお店の友人が、ペンションを経営している。
「〇〇ペンションのペア宿泊券プレゼント。このラッキ−チケットを持って、当店へお越し下さい。ペンションの詳しいご案内を致します。」お店に足を運んでもらい、2〜3人に一人はラ−メン食べて行くとのこと。ペンションの広告と、一石二鳥です。
誰も知らない小さな村のスキ−場リフト券が当たって「これ、どこ?一度行ってみようか?」。これには、特産のハ−ブがオマケで付いている。全国商店街とのネットワ−クで、各地の特産物が当たります。
観光地のネットワ−クで、各地のお土産や宿泊割引券が当たる。
生ゴミ処理機のまちづくりシステムで、商店街と提携している農家の有機野菜が当たる。
第5に、ラッキ−チケットの一番下の欄に、情報掲載・広告のスペ−スを作ることができます。
商店街や個店からのお知らせや、メ−カ−からの新製品や特売品の情報、広告による協賛、地域の求人情報やイベント情報、地域自治体からの情報などは、ラッキ−チケットで出すこともできますが、各々のラッキ−チケットの下欄にプリントアウトして手渡すこともできます。
商店街のお祭りやフリ−マ−ケット開催情報/地域の求人情報/アパ−ト・マンション情報/映画・音楽など催し案内/学習塾・文化教室・おけいこなど教室案内/旅行情報/メ−カ−の新製品・特売情報などなどを、すべてのチケットの下欄に共通で表示することができます。(例えば、1ヶ月、2000枚チケット発行で、月額いくらとして、このスペ−ス使用の企業・団体から費用を徴収して、ランニングコストの一部に充当することもできます。)
ラッキ−チケット回収機は、単なるリサイクルの機械ではありません。ラッキ−チケットを書く(描く)色エンピツです。色エンピツを筆箱に入れておくだけでは、何もできません。色エンピツで、どんな文章を書くか、どんな絵を描くか。ラッキ−チケット回収機という色エンピツで、それぞれのお店が、自分の絵を描くことが重要です。ここに上げた例は、いわば塗り絵です。塗り絵で練習して、やがて独自の絵を描いていくことが、このシステムの根幹です。
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