エコステーション

リサイクルで商店街活性化とまちづくり

エコステーションQ&A

 

質問の1

小学生からの質問 関宿町立木間ケ瀬小学校6年生のみなさん、 私たち早稲田商店街の「楽しくて、お客も店も、もうかるリサイクル」 の活動に、お問い合わせいただきましてありがとうございます。 早稲田商店会のエコステーションについてお答えします。


Q1 ペットボトル回収機と空きカン回収機のほかにも機械は ありますか? どんな内容の機械ですか?
エコステ−ションには、熱帯魚の水槽の奥にいろいろな画像(写真 や文字やイラスト)が出てくるCMマリンという機械があります。空きかん回収機のゲ−ムに当たって出てくるラッキ−チケットの バ−コ−ドを、このCMマリンに差し込むと、お店の写真や商品、お店のご主人やおかみさんの写真も出てきます。商店街主催のイベントには、生ゴミ処理機、発泡スチロ−ル処理機、てんぷら油など廃食油処理機なども出てきて、町と一緒になって実験します。実験というのは、実際に町にその機械を置いて、みんなで有効に使えるかどうか?値段はどうか?使いやすいかどうか?などを研究してみることをいいます。 その結果、エコステ−ション3号館には、生ゴミ処理機と発泡スチロ−ル処理機を設置しています。

Q2 ラッキ−チケットが使えるのは、稲毛屋さんだけですか?
いいえ。早稲田大学の周辺の30〜60のお店がラッキ−チケットを出しています。 ハンバ−ガ−屋、定食屋、そば屋、ホテル、クリ−ニング店、眼鏡屋、時計店、美容室、理容店、ラ−メン屋、バティングセンタ−、居酒屋、喫茶店、本屋、八百屋、花屋、レストラン、焼鳥屋などなどです。 そのほか、北海道小樽の商店街や、長野の大町の商店街、九州熊本の商店街などからの特産品のラッキ−チケットや、スキ−場のリフト券、ペンションの宿泊券なども当たります。 映画の割引券や、コンサ−トのチケットなども当たります。

Q3  集めた空きかんやペットボトルはどんな処分をするのですか?
週2〜3回、リサイクル業者に回収にきてもらって、もってかえってもらいます。リサイクル業者は、選別分別して、新しい商品へと姿をかえて再利用されます。たとえば、ペットボトルは、シャ−プペンシルの芯(しん)のケ−スや、ボ−ルペンというエコ文具になって文房具屋さんに戻ってきます。エコ文具のラッキ−チケットもあります。繊維にもなって、エプロンやお買い物バッグとして再生されます。スチ−ルの空き缶は、建築用の鉄棒になり、アルミ缶は、再びアルミの原材料としてリサイクルされます。

Q4 全国リサイクル商店街サミットでは、どんな人が集まり、どんな話をするのですか?
第2回全国リサイクル商店街サミットは、1999年11月に、東京で開かれて、北海道から九州まで18都道府県の32商店街を中心に、自治体や大学研究者や学生や市民団体など220名が集まりました。リサイクルや、環境問題、福祉などの活動を通じて、商店街が地元の人たちと協力してどうしたら「まちづくり」を一緒にやっていけるかを話し合いました。地元の人たちとの協力なしには商店街の存在理由がないと思うからです。もうひとつは、リサイクルで地元の人たちと共に活動している全国の商店街が、ネットワ−クを作ろうと話し合いました。地元では見慣れたあたりまえの商品でも、遠く離れたところでは珍しい商品になることがあります。例えば、北海道の小樽では、毛ガニは当たり前で安く買えるかもしれませんが、東京では高価な貴重品です。そういう地元の特産品を、商店街同士でやりとりしようと話し合いました。2001年の第4回全国リサイクル商店街サミットは、9月5日に、高知市で開催されます。エコステーションを開設している商店街や、これから開設を予定している商店街が全国から集まります。

Q5 どのようなきっかけで、この機械ができたのですか?
この機械には、2つの要素があります。ひとつは、空きかんをプレスでつぶして、回収する。そしてリサイクルするということです。もうひとつは、空きかんを機械に入れたとき、ゲ−ムが始まり、当たればラッキ−チケットが出てくるということです。このラッキ−チケットを持って、お客さんが買い物や食事に行ったりすることによって、商店街の客集めになるということです。リサイクルで、空きかんやペットボトルを集めて、商店街にはお客を集めるということです。集めた空きかんをつぶす機械はたくさんありましたが、みんながおもしろがって空きかんをつぶすのは最初だけで、すぐに飽きてしまい、その内に空きかんも集まらなくなっていきました。空きかんをもってくれば「得する」ことによって、いつまでもコンスタントに空きかんを集めることができるように、ゲ−ムで商店街のラッキ−チケットが当たるシステムが考え出されました。あなたのまちにもエコステ−ションができて、商店街と一緒にリサイクルできるといいですね。


 

質問の2


Q ラッキ−チケットはどのように作るのですか?全国の具体例も含めて教えてください。

「楽しくて、お客もお店も、もうかるリサイクル」と言われております早稲田方式ラッキ−チケット回収機の運用の根幹は、ラッキ−チケットの作り方と考え方にあります。この方式は、空き缶やペットボトルの回収機そのものよりも、商店街の各店が、どのようなチケットを出すかということに、そのおもしろさと  意味があります。単なるゴミ集めの機械でもなく、イベントの客寄せリサイクルでもありません。

まず第一に、商店街の各店が、自分のお店に、いかに新規のお客さんを引っ張ってくるかを考えて、ラッキ−チケットを作るということが重要となります。イベントへの「協賛」ではなく、自分の店の「販売促進」としてのラッキ−チケットです。「協賛」で一割引券を10枚協力するということで  はなく、「どんな客層」を、「いつ」、「何人」、具体的に自分の店に誘導するかを考えてラッキ−チケットを作ります。
「ウ−ロン茶1缶プレゼント」を月20本や、「コ−ヒ−缶1缶プレゼント」を月100本を出せば、このチケットに当たったお客さんのほぼ100%がお店にやって来ます。しかし問題は、このチケットを持ってきたお客さんが、お店にとって購買層のお客さんかどうかです。
たとえば、美容店。
「カット一割引」を月間20本出します。5000円の一割引ですから、500円で20本とすると一万円の経費がかかる、と考えがちです。しかし、美容院や理容店に関して、そうそう行くお店を変更するものではありませんから、20本出しても1人か2人来店するかどうかといったところです。一万円の経費はかかりません。
そこで「〇〇風カットをご希望のお客様、30%割引サ−ビス。水曜と木曜の午後2時〜4時のみ有効」とします。〇〇風カットということで、客層を限定します。お店の暇な時間帯に限定することで、たっぷりサ−ビスができます。これでリピ−タ−となり毎月の顧客となれば、30%は安いものです。

高齢者向けの衣料店では「50歳以上の方、もしくは50歳以上の方にプレゼントをご購入の場合に限定のチケットです」。
あるいは、店員教育も考えて、
「当店のパ−トの田中さんが推薦する〇〇〇の商品を、今週に限り20%割引いたします。ご来店の際に、田中さんに声をかけてください。詳しく商品説明いたします。他の割引があるかも・・」。この商品をパ−トの田中さんに選んでもらいます。同じく、店長お奨めの商品シリ−ズなどもあります。
ラッキ−チケットは、新規客導入の販売促進ですから、月30人(一日一人)のお客さんを呼びたかったら、特徴ある自慢の商品の割引券を、60枚出すとか、「協賛」ではない「販売促進」を全面に考えたチケットを出してください。もう一つ大事なことは、チケット内容を固定せず、いろいろな内容に次々と変化させてみるということです。1割引、2割引、プレゼント等々、商品や割引率や当たり本数など内容を変えてみて、どの形式の、どの商品の時のチケットが、一番お客さんを誘導できるか、毎月テストしてみてください。
薬局や化粧品店など、メ−カ−からのサンプルがあるところでは、次々といろいろなサンプルを、プレゼント券として活用できます。その他の業種でも、仕入先と相談して協力してもらうことができます。特に新発 売、新製品など。
商品の割引券やプレゼント券など物ばかりではなく、サ−ビスもラッキ−チケットになります。着付け教室や〇〇講座への招待券、顧客限定の特別展示会への招待券、配達サ−ビス券、カラオケ優先券、取り付け工事割引券、お料理のレシピ教えます券、特別メニュ−が注文できる券、ポイント倍増券、レジでジャンケンして勝ったらお買い物半額券、今様ならば、家電製品リサイクル費用無料券、などなど。

第2に、
いままで商店街の大売り出しに参加できなかった商店街の加盟店や、地域の企業も、ラッキ−チケットに参加できます。建築会社や石材店や運送会社や木工所、交番のおまわりさんやJRの駅長さんや銀行の支店長さんがラッキーチケットを出しています。
「生コン2,5立米プレゼント」
「墓石50Kプレゼント」
「交通安全シャープペンシル プレゼント」などなど。
歯科医院の「歯の無料相談券」。あーんと口を開けて診察するまでは、無料。虫歯を見つけたら、そこから患者!
この例に倣えば、税理士さんや設計事務所、デザイン事務所のラッキ−チケットも考えられます。植木屋さんの「苗木1本プレゼント」、パチンコ屋さんの「連続フィ−バ−券」、神社の「おみくじ」や「お守り」、新聞店の「1ヶ月無料券」、ガソリンスタンドの「レギュラ−3リットルプレゼント券」、映画館の「入場者にポップコ−ン1袋プレゼント」、ビッグなところでは旅行社の「ハワイ旅行」「香港旅行」「東京ディズニ−ランド招待券、往復交通費付き」の例もありました。
早稲田では、新宿コマ劇場の「吉幾三特別公演3割引券」、「群馬交響楽団東京公演ご招待券」など、映画、演劇、リサイタル、シンポジウムの招待券や割引券の例があります。(これらのチケットは、直接会場へ持って行くのではなく、商店街の指定店へ持って行って、そのお店で招待券や割引券と交換する手法をとっています。お店に足を運んでもらう手段でもあります。)

第3は、地域住民や地域団体の参加です。
地域の趣味のグル−プが「写真展ご招待券。来られた方に、コ−ヒ−とお茶菓子サ−ビスいたします」。絵画展や、ダンスやピアノの発表会なども考えられます。少年サッカ−大会の応援券「大人は缶ビ−ル、お子さんは缶ジュ−スプレゼント」。 これらのチケットは、商店街と地域の人々のパ−トナ−シップを推進します。(絵画展の方たちや、少年サッカ−の世話係のお母さんたちから感謝されて、商店街との結びつきが強くなります。)
夏祭りの「金魚すくい券」「綿菓子半額券」などを、1ヶ月前から発券しますと、イベントの宣伝と確実な集客になります。(七夕祭りの金魚すくい券は、20日間で1150枚発券して、たった2時間のイベントで、1000枚を超える来場者になった例もあります。)行政からも、「リサイクル工場見学券」や催し物の招待券が出ます。
「新宿区長の色紙プレゼント。但し、いらない人には、500円の商品券と交換」。これには、区役所から抗議がでましたが・・・。各種議員の色紙も次々とラッキ−チケットに出しましょうか?選挙違反?
大学サ−クルの発表会や展示会、スポ−ツ大会などの招待券や入場割引券をエコステ−ションから発券して、学生さんたちとのパ−トナ−シップを築くことも一つの方法です。

第4番目は、地域外からのチケットです。
商店街のお店の友人が、ペンションを経営している。
「〇〇ペンションのペア宿泊券プレゼント。このラッキ−チケットを持って、当店へお越し下さい。ペンションの詳しいご案内を致します。」お店に足を運んでもらい、2〜3人に一人はラ−メン食べて行くとのこと。ペンションの広告と、一石二鳥です。
誰も知らない小さな村のスキ−場リフト券が当たって「これ、どこ?一度行ってみようか?」。これには、特産のハ−ブがオマケで付いている。全国商店街とのネットワ−クで、各地の特産物が当たります。
観光地のネットワ−クで、各地のお土産や宿泊割引券が当たる。
生ゴミ処理機のまちづくりシステムで、商店街と提携している農家の有機野菜が当たる。

第5に、ラッキ−チケットの一番下の欄に、情報掲載・広告のスペ−スを作ることができます。 
商店街や個店からのお知らせや、メ−カ−からの新製品や特売品の情報、広告による協賛、地域の求人情報やイベント情報、地域自治体からの情報などは、ラッキ−チケットで出すこともできますが、各々のラッキ−チケットの下欄にプリントアウトして手渡すこともできます。
商店街のお祭りやフリ−マ−ケット開催情報/地域の求人情報/アパ−ト・マンション情報/映画・音楽など催し案内/学習塾・文化教室・おけいこなど教室案内/旅行情報/メ−カ−の新製品・特売情報などなどを、すべてのチケットの下欄に共通で表示することができます。(例えば、1ヶ月、2000枚チケット発行で、月額いくらとして、このスペ−ス使用の企業・団体から費用を徴収して、ランニングコストの一部に充当することもできます。)

ラッキ−チケット回収機は、単なるリサイクルの機械ではありません。ラッキ−チケットを書く(描く)色エンピツです。色エンピツを筆箱に入れておくだけでは、何もできません。色エンピツで、どんな文章を書くか、どんな絵を描くか。ラッキ−チケット回収機という色エンピツで、それぞれのお店が、自分の絵を描くことが重要です。ここに上げた例は、いわば塗り絵です。塗り絵で練習して、やがて独自の絵を描いていくことが、このシステムの根幹です。


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